北海道の夏

北海道に住んでいると本州の人に言うと、まず「夏涼しくていいなぁ〜」という答えが返って

くる。確かにそうだ。なにせ真夏日は数えるほどしかないし、湿気もそれほどない。夜とも

なれば少し冷え込むくらいだ。クーラーがなくても十分過ごせる。


先日、関東でものすごい気温になっていた。東京で39.5℃(合ってるかな)と報道されてい

た。こっちじゃまず考えられない気温だ。真夏に名古屋へ行ったことがあるが、表に出よう

なんて気になれなかった。まず蒸し暑さにやられたのだ。息をするのも苦しくなるような

あの暑さにはほとほと参った。まだ氷点下で鼻がくっつきながら息をするほうがましだと

そのときは思ったものだ。


しかし、この暑さは悪いことばかりをもたらしているわけでもない。この暑さでビールの売り

上げが伸びているという。さすがに39℃にもなればビールで一杯やりたくもなるだろう。

北海道も7月の後半になってから暑い日が続いている。本州の人に笑われそうだが、30℃

を超えればこっちの人はぐだーっとなる。でもこっちにすれば短い夏だ。思う存分日光を

浴びて冬に備えたいというのがみんなの本音だろう。海水浴場にはものすごい数の人々が

郡をなしている。既に一度日帰りで行ってきたが、人人人ですごかった。


最近、この時期にテレビなどで頻繁に聞くようになった言葉がある。

「離岸流」だ。遠浅の浜辺でおきやすい、波が逆流して沖側に向かう激しい流れのことを

いう。管理人がこの言葉を初めて耳にしたのはテレビ番組の「特命リサーチ200X」だった。

海水浴場で、沖で溺れるという事件が毎年何度か発生していることから、調査した結果

「離岸流」が原因だという結論にいきついたというものだった。おそらくその前からあったのだ

ろうが、そのときはなるほどと思ったものだ。遅れて最近になってから、この「離岸流」という

言葉を頻繁に聞くようになった。水泳の選手でも真っ向から泳げばおいつかないほど激しい

流れだそうだ。ではこの離岸流に襲われたときはどうすればいいのかというと、流れとは

垂直方向に泳ぐことだそうだ。つまり、横に泳いで流れから脱するということ。離岸流自体は

幅のせまい流れだそうだから、すぐに抜け出せる。


このように、海というのは常に危険が伴う。管理人は、海水浴はあまりしない。海へ行っても

寝てるか釣りをするかくらいだ。むしろ釣りがメインといってもいい。じゃあ基本的にアウトドア

が嫌いなのかと聞かれればノーと言う。自然が好きだ。だから毎年キャンプに行くし、ただ

風景を眺めるだけというのも好きだ。毎年夏になると、どこにキャンプに行こうか迷う。

うちの動向としては、湖か海が多い。今年は道東に釣りメインでキャンプに行く予定だ。

そのことは、また追って報告したいと思う。


北海道の人よ!短い夏を楽しめ!冬にはまた除雪が待っている・・・。

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