小樽とその周辺

 この間、小樽へ行ってきた。普段小樽は釣りに行くときに通り過ぎるだけなのだが、久々に

運河周辺を見て回った。相変わらず観光客も多く、中国や韓国の人も多かった。このへんは

顔つきは似ていてもどこか違うし、服装も日本人とは微妙に違う(悪く言えば古臭い)ので、

会話を聞くまでもなくおおよそわかってしまう。しかし最近では台湾の人に北海道旅行が大変

人気だそうで、もしかしたら台湾の人もかなりいたかもしれない。


 小樽に来たらやはり行ってみたいのは小樽運河、それから北一硝子周辺だろうか。北一

硝子は5号館まであり、硝子細工、食器類などが所狭しと並んでいる。特にクリスタル製品は

ピンキリですばらしいものがたくさんあり、グラスひとつとってもかなり迷う。現に行ったときも、

コップひとつ買うのに数時間悩んだ。また見学工房もあり、実際に硝子を加工しているところを

見ることができる。この辺のとおりにはかなりの店が軒を連ねており、タラバガニがたくさん店

先におかれていたり、寿司屋も人気の店は人が並んでいる。

 運河は大正時代に造られ、現在も使われていて大変貴重なものである。現在でこそ異国

情緒がただよっているが完成当時は古きよき日本の風景のようで、それもまた趣があって

なかなかいい。しかし現在、この運河の水は汚い。高校時代の英語教師クマ(見てたらごめ

んなさい)が、昔ふざけて運河に飛び込んだことがあり、それをみた通行人が救急車まで呼ん

だそうだ。そこまで大事になるとは知らずにしぶしぶ病院まで運ばれ、その経緯を医者に話す

と怒られたそうだ。あそこの水はかなーーーり汚いとのこと。入った本人が言うのだから間違

いない。

 また小樽は坂の町でもある。ほとんどの道は海にむかって下っていて、そこにまた港町らし

さも感じる。天狗山の方へいくとさらに急な坂になっていて、冬場はこの道は通行できるのだ

ろうかと思わせる急な坂が続いている。


 小樽の隣町に余市というところがある。ここもほとんどの方が知っているかと思うが、宇宙

飛行士の毛利さんの故郷でもある。水産資源はもちろんのこと、ワインなども有名である。

ここの柿崎商店は遠くから買いに来る人がいるほど有名で、旬の魚介類や加工品が並ぶ。

 中途退学した生徒を受け入れる北星余市高校で知った人も結構いるのではないだろうか。

結構前にドラマにもなったアレである。北海道では同名の「ヤンキー母校に帰る」というドキュ

メント番組で放映されていたものだ。


 観光も、札幌から小樽で終わるのではなく、余市から古平、積丹と、積丹半島へ行くコース

も結構楽しいので、予定のある人は計画してみてはどうだろうか。

戻る